大和言葉とは

大和言葉」とは、日本古来から話されていた言葉、原日本語を強く残している言葉です。

日本の歴史の中で、海外から多種多様な民族が移住者としてやってきたことがありました。縄文時代から弥生時代に移る歴史転換期に、「弥生系渡来人」と呼ばれる人々が、朝鮮半島や大陸から日本へと移住してきたのです。

これら弥生渡来人と、昔から在来していた「縄文人」と呼ばれる人々とが混ざり合っているのが、現在の日本民族です。日本人はほぼ単一民族と言われていますが、雑種としての単一民族という捉え方が正しいとされています。

多くの移民を迎え入れた大変革期を経て、縄文文化が基礎文化として今日につながっているのです。「つながっている証拠」は、言葉です。大量の渡来人を受け入れた歴史的転換期を経てもなお、縄文時代から使われてきた言葉が現在も残っているのです。

いま使われている日本語は3種類からなる

現代の日本語には3種類の単語が使われています。
❶漢語
❷外来語
❸大和言葉

漢語は中国から取り入れた言葉。漢字の読み方でいえば「音読み」で発音されるのが漢語です。

外来語は中国以外の国からきた言葉。ほとんどが「カタカナ」表記です。

大和言葉は「訓読み」で発音されます。

例を挙げてみましょう。

🐼【漢語】       ⇨ 開始

🚀【外来語】   ⇨ スタート

👘【大和言葉】⇨ はじめる

私たちは、このように3種類の日本語を日常で使いこなしています。

漢語は少ない文字数でも、的確に詳細に伝えたいことを表すことができます。ビジネスには欠かせない言葉です。また、外来語は、日本語に翻訳しにくい言葉であっても新しい単語として受け入れやすくなり、日本語として国民に馴染みやすくなります。

大和言葉は、日本人の心に染み入ってくる言葉です。日本の風土での中で生まれた言葉だからです。

大和言葉はその一音一音が心に響くという特徴があります。そして、一音一音に意味が込められています。大和言葉はその一音一音が先祖たちの感性の投影なのです。

「故郷(こきょう)」という漢語をみてみましょう。私たちは “故郷” という単語を一つのユニットとして認知します。ひと目見て意味が把握できる使い勝手の良い言葉です。

故郷を大和言葉で言うと、「ふるさと」になります。こちらは「ふ」「る」「さ」「と」一音一音が心に響きます。

「ふ」「る」「さ」「と」を声に出して確かめてみてください。「こきょう」とは、ずいぶん違った感覚が湧き上がってくるのではないでしょうか。

大和言葉を取り入れてみよう

このサイトでは「もっと生活の中に大和言葉を取り入れてほしい」という願いを込めて運営しています。

近年では便利な漢語が多く使われますし、外来語はどんどん増えています。

私たちは意識せずとも誰もが自然に大和言葉を使っていますが、もっと意識にのぼらせ、もっと大和言葉の語彙を増やしていけば、私たちの中にある「日本魂」をもっと奮い立たせることができるかもしれない。

このサイト「大和言葉ときめく」を通じて、人との会話に大和言葉を取り入れたり、手紙やメールで大和言葉を使って心を表現したり、なにより大和言葉を使うことで一人一人がもっと日本人としての誇りを持てたり、彩りある日常が感じられるようになれたらいいなと願っています。